2012年05月08日
最終記事です。
2006年の暮れ、浜松市長選挙に名乗りを上げた
康友市長を応援したくてこのブログを始めました。
北脇前市長が進めた政令指定都市ありきの合併に
納得できなかったからです。
南区の田舎に住む普通のおっさんが、一人でも多く
の皆さまに、これまでの市政運営の問題点と、康友
さんの生真面目で熱い責任感をお伝えするには、ブ
ログが最適の武器だと思い、連日アップしてきました。
康友浜松市長が誕生となってからも、地方・国政に
対して好き勝手批判をさせていただきました。
問題定義することで、ブログを見ていただいた皆様が
賛成・反対を問わず、行政や政治、生身の生活環境に
対してそれぞれの思いを持っていただけたら、きっと
日本は暮らしやすくなる。
身分不相応の考えを持っていました。
しかし、康友さんが選挙で勝利したのは、私のように
ブログで応援していた者ではなく、汗を流してビラを
配布したり、後援会入会の勧誘を行ったり、知り合いに
一生懸命声をかけた方々の苦労の結果なんですね。
ブロガーなんて言葉が生まれ、様々な人が色々な意見
や批判を繰り広げておりますが、そのほとんど(私も)は
自分の書いた記事に責任を持たないくせに、自己主張に
酔いしれ、少しだけでも世論を動かしているかのような
錯覚を持った勘違い人間ではなかろうか?と思うように
なりました。
書いた記事(意見)に責任を持ち、その提案を行動に
移すことのできるのは、現場(政治家や職員)だけなんじゃ
ないのかなぁと思い出しました。
ネットの世界では、マスコミをマスゴミと切り捨てる方が
沢山おりますが、そのマスゴミのつくるお笑い番組を見て
笑い、天気予報を頼りにし、ドラマに涙しているのです。
アホな司会者が沢山います。ブロガー以上に世論を左右
する力があると勘違いしているイタイ人たちですが、度合の
違いこそあれ、勝手気ままな批判ブロガーも同類でしょうね。
そんなこんな思いもあり、本日をもってブログを終了させて
いただくことにしました。
記事を書く時間があったら、応援する方のビラを配った方が
何百倍も役に立つ。
意見があったら、直接、行政なり政治家に申し入れる方が
何百倍も実現の可能性がある。
逆に、行政関係(現場)の皆さんは、どんどん情報を公開し、
意見を述べ支持と不支持のコメントに耳を傾け、具体化して
いただきたいと願います。
中途半端親父の尻切れトンボのブログにお付き合いしていた
だいた皆様、本当にありがとうございました。
2012年04月25日
政策実行能力とは?
65年続いた自民党に国民はNOを突き付け、
天変地異ともいえる、民主党に政権交代した。
国民の期待とは裏腹に改革は一向に進まないし、
外交・国防では踏んだり蹴ったりのお粗末な結果。
何で、こんなに政策実行能力がないのでしょうか?
自民党という旧態依然とした政党は、これまで掲げた政策に
対し実行力(達成率)は40~60%程度だと思います。
何故100%達成できなかったのかというと、100%達成する
気は最初から持ってないからだと思います。
最初から着地点を50・60%に定めたうえで、100%の政策を
ぶち上げる。国民は共感し支持する。その分、既存の利権関
係者や霞が関は反発する。ここで、いやらしい話し合いを行い、
霞が関を説得して50~60%の妥協点をみつけ、実行する。
一歩進まず、半歩進ませる。次に残りの半歩を進める政策を
掲げ、折半交渉して四分の一歩進める。こんな政治をしてきた
んだと思います。
しかし、景気の低迷や社会保障の行き詰まり感により国民は
将来に大きな不安を持つようになり、改革のスピードアップと
大転換を求めたのです。
誕生した民主党政権は、公約(政策)の100%を達成しようと、
闇雲に霞が関をコントロールしようと試みたが、現場体験もな
く理論武装もできず、徹底的に打ちのめされる。絶大な国民の
後押しがあったにもかかわらず、その力を使い切る交渉力が
なかったのだと思います。
結果は、政策の実行率は0~10%程度という、期待外れも
甚だしい結果となってしまっているのでは、ないでしょうか?
もちろん、政策には国会議員の給料削減など、今日から実施
できる政策もありますが、国家国民の将来を決める政策は1年
や2年でトントン拍子で決まる可能性はなく(決めるべきでもない
と思う)、小沢さんが言っていたような政治(霞が関や地方自治
体)の仕組みを根本から変えれば埋蔵金はドバドバ捻出でき、
増税の必要なく社会保障は安定するし、超赤字財政も解消でき
る。なんてことは、任期の4年間で実行しようとしたこと自体に
無理があったのだと思います。
公明党は、自民党との連立を組みながら、目前に迫り、かつ
実行可能な政策のみを都度チョイスして提案。80~100%の
達成をしてきたと思います。本来なら、いち宗教団体の政党が
政権に加わり、一国の政治を行うなんて、国民感情が容認して
きたのが不思議ですが、日本人の宗教観の希薄さと、公明党
の政治手法(実行力)の上手さだと思います。
私は、宗教団体の政党なんてあり得ないけど、言ってること
やってることは、今の政党の中で見たら、一番マトモかも?と
思ったりしてます。
話は反れましたが…
達成率があまりに低く、及第点に遠く及ばない民主党にガッカリ
した民衆は、さらなる壮大な夢をぶち上げる「維新の会」に期待
を持ち始めています。
橋下市長は、若く、知名度も高く、頭もよく、さらに同和の環境で
育ったことを自ら公表し=己をさらけ出しているので、信頼感も
厚いようですね。
地方分権に道州制、ベーシックインカムの導入、新年金制度に
教育問題…どれもこれも4年間で達成できそうにないし、無理
やり達成したら社会には大きな歪みができ、貧富の差・不公平
が生まれ大混乱になってしまいます。
また、憲法改正を必要とする政策が多いが、改正なのか新憲法
制定なのかは、慎重な国民議論を経た上で進めていただきたい。
もちろん、橋下市長は「船中八策」はすぐに実現するというもの
ではなく、根本から日本を大きく変えるためには、でっかい花火を
打ち上げ国民的議論を行う必要がある。=そのための起爆剤的
な政策です」といったニュアンスの発言をしています。
国民に、政権に刺激を与えるのは大いに歓迎しますが、実行の
ための手法や具体策を出さずに「我々は専門家じゃないから、
そこは専門家を集め議論し具体策をつくっていけば良い」「決断
することが政治だ」では、民主党の掲げてきた嘘っぱち政策と
同じなんでは、ないでしょうか?
日本は財政も教育も社会保障も、そして外交・国防も危機的な
状況にあると思います。
だからこそ、患部を一つ一つ丁寧・確実に診断し治療を施し、
健康体に改善していくことが重要だと思うのです。
維新の会の治療方法は、心臓疾患の患者に、完成していない
ペースメーカーを無理やり移植して様子を見る。生きるか死ぬか
は関与しません。と言っているようなものだと思います。
(例えが悪かったら、お詫びします)
実直・我慢・思いやり…が、日本人の持ち味だったのではない
でしょうか?
カリスマ的なヒーローを作り上げ、熱気だけで今後の日本が右往
左往してしまうのが、とても恐ろしいなと感じています。
2012年04月20日
川勝知事と自民党
1か月空白だった静岡県の副知事がようやく決まりました。
副知事3人制の提案に自民党会派が拒否。
岩瀬知事が辞任したが、大須賀氏・森山氏の副知事2人
制の提出案も否決され、副知事不在という異常事態に
陥っていました。
副知事3人制について…
川勝知事は、以前副知事は1人で十分だと言っていたのに、
何の相談もなく急に3人制を提出してきた。
3人制は財政の無駄づかいである。が否決の理由でした。
自民党会派の、経費のムダづかいになるという否決理由は
一理あります。知事はなぜ3人の副知事が必要なのか、ど
れだけの行政効果が上がるのかをしっかり議会に説明する
必要があったと思います。
2月議会において大須賀・森山氏の副知事案提出を否決…
提出された2人の人格的な問題はないが、知事のルールを
守らない態度にお灸をすえるために否決した。
18日の臨時会で、再提出され全会一致で可決…
●川勝県政に一石を投じた。
●会派の結束で否決できる現実を知事に見せつけることが
できた。
と今回の否決⇒再提出を可決したことへの自民党会派。
○同じ2名を再提出し、今度は賛成するとは、そもそも反対
の理由がなかったのでは?と可決されるも不満を表明。
川勝知事が議会運営のルールやマナーを守らないことが
原因ならば、議会で「知事は姿勢を正す議案」を提出して
みるとか、不信任案でも叩きつけて川勝知事に辞職を促す
こともできるハズです。
自民党会派と知事の間には、感情的な溝や意思疎通が
なかったことは、理解していますが、慣れあう必要もない。
議案の審議(内容)と川勝知事のマナーや感情問題を同じ
鍋に突っ込んで、ぐちゃぐちゃの不味い料理を県民が食べ
させられた結果になってはいないでしょうか?
議会(議員)は市民・県民だけを見ていていただきたい。
2012年04月17日
IMFに600億ドル
バカ大臣揃いの現政権ですが、
安住財務相がIMF(国際通貨基金)に600億ドル
=4兆8千億円の貸付枠を提供すると発表。
ヨーロッパの債務危機を防ぐことへの国際協力との
ことですが、自国の足元を見たことあるのですかね?
リーマンショックの時にも、1000億ドルの緊急融資
枠をつくったりしてパフォーマンスしていましたが、
今回の貸付枠も、浪費が原因で自己破産寸前の借金
まみれのバカが、見栄を張りたいが為に、さらにサラ金
で借金をして札束を見せつけたようなものです。
記者会見で
「飛びぬけて最大だと思います。」
得意げにニヤリと笑うアホ大臣。
円高にあえぐ日本に対してIMFは、何か方策をして
くれたのでしょうか?
それどころか、IMF幹部は、円高でも日本の経済成
長は大丈夫と発言をしているのです。
さらには、日本の国債は「持続不能な水準」に膨らんで
おり、「日本や世界経済安定のリスク」になっていると
警鐘を鳴らしたりと、日本は踏んだり蹴ったりでイイように
利用されているだけ。
財務省は消費増税は確定!と読んでいるんだね。(笑)
2012年04月16日
大飯原発と政局
政府の判断で大飯原発再稼働に向けて動き出し、
枝野経済産業大臣が福井県を訪問し同意を要請。
西川福井県知事は「県議会とおおい町の意見を聞
いて県の考え方をまとめる」と即答はしなかった。
知事は同時に、電力の消費地である関西圏の自治
体や住民の理解を政府が得るよう求めた。
周辺の自治体=京都・滋賀・大阪は再開反対を表明
しているのだから、理解を得ることは難しい。
では、当事者のおおい町は再稼働反対なのか?
おおい町は4基の原発を抱え、町の財政は原発交付金
で成り立ち、産業も雇用も原発なしでは成り立たなくなっ
てしまっている町です。
見積もりをごまかし、25億円の交付金をだまし取ったり
年間500万円の獣害被害に18億円も突っ込んで防獣
フェンスをつくったり、9000人のおおい町は原発バブル
が続いているのです。
東日本大震災後、原発停止に世論・政府が動き出した
時点から、おおい町からは稼動続行の要望がむちゃくちゃ
寄せられている。枝野が現時点では再開はあり得ないと
発言した時には、おおい町からクレームがバンバン入った。
政府主導じゃなく、経産省の策略とおおい町の希望なのだ
と民主党の国会議員Sさんが嘆いておりました。
さて、問題の周辺地域の理解ですが…
大阪市長は再稼働に断固反対を表明し、こんな判断をする
政府は徹底的に倒すと宣言しておりますが、大阪市民の
安全のみを考えた純粋なお気持ちなのでしょうか?
大阪市長や大阪維新の会は、大阪都構想を実現する=大
阪府内の二重行政をなくし、大阪府民の財政負担を軽減する
ためにつくられたハズなのだが、最近は、何かにつけ政府や
国会を批判し、政局に持っていっている気がしてなりません。
大飯原発が事故を起こしたら大阪市民も放射能の脅威に
さらされる。=ここまでは正論だと思う。
原発なんか無くても、他の電力会社から分けてもらえば良い。
と無責任な発言は見逃せない。
現実に中部電力は関西電力に現状で供給しているので、今年
の夏のピークは関電のおかげで供給不足になるかも知れない。
隣の電力会社の事情や供給を受けている人々の暮らしを棚に
上げ大阪市は原発ノーだ。民主党はダメだ。維新の会だ。と
鼻息を荒くする橋下市長は、国家権力に魅せられたヒトラーの
ようにも見えてしまいませんか?
君が代を国歌として歌い、日本国旗を掲揚するのは当然のこと
だと、愛国・保守的なことをおっしゃっていますが、この橋下さん
は「外国人地方参政権に賛成」なんですね。
府知事時代には、府の所有地を韓国民団に1/3以下の破格値
3億円で売却しちゃうし、行財政改革とは逆行することを裏で
こっそりやってます。
頭も良い、知名度もある、話も上手い。政治家として3拍子揃って
いる橋下さんですが、どうも「胡散臭さ」「きな臭さ」を感じてしまう。
たった一人の論者に、整然とした理論で反論できない政府は
もっと頼りになりませんがね。
2012年04月13日
7時39分
韓国政府が、7時39分に北朝鮮による
ミサイル発射を確認したと発表。
およそ1分間で空中爆発し、打ち上げは
失敗に終わった。(らしい)
そんなことよりも!
発射された時点で、日本のJアラートは
全く作動しなかったこと。
韓国政府が発射を公式発表した時点で、
日本政府は発射の確認が取れていなかった
こと。
日韓がミサイルの軌道を調査していること。
日本政府は、8時過ぎの会見で、「なんらかの
飛翔体が発射されたとの情報をえた。1分以上
飛行し洋上に落下した。我が国への領域への
影響はない」とだけの発表で、
発射は国連安保理決議の重大な違反であると
の抗議声明が一切なかったこと。
いかに日本政府が平和ボケしたノー天気政府で
アメリカとの日米安全保障条約が確実に遂行さ
れていないか(相手にされていないか)を露呈した
大失態だと思うのです。
国民全員が明るくなるような景気回復なんて望めない。
手厚い福祉や老後の保証も望めない。
せめて国防だけはしっかりして、命の安全だけは守って
もらいたいものです。
2012年04月06日
原発再開
民主党ってところは、ひっくり返っちゃうくらい
不思議ちゃんの政党ですね。
東日本大震災後、菅直人前総理が浜岡原発
に対し、運転停止を指示。
その時、、政府は「停止の要請はしたが、停止
を決めたのは中部電力だ。」と言い張った。
その後、脱原発の世論が高まると、浜岡原発
の運転停止は政府の英断だった。かのような
発言に転じました。
周辺住民が納得のいく安全対策・安全の約束が
出来ない限り再稼働はない。とも言ってきました。
で、今度は、大飯原発の再稼働を巡って、枝野
計算大臣は、「現時点で私も再稼働には反対です」
なんて明言してから3日とたたないうちに、記録を
精査していなかったと弁明し、政府は周辺住民の
同意を必要としない!とまで言い切った。
絶対に安全なんだから、住民の同意は必要ない
ということなら、一分の理があるが、安全対策に
対する一層の努力を求めただけで安全性を
確認したって・・・
いったい、どういう理屈なんだろうか?
関西、日本の経済(関西地区の大企業のために、
福井県民は不安と不満、事故が起きた場合には
生け贄となっていただきたい。
周辺に住む数十万人の命と電力会社さんの希望を
天秤にかけ、電力会社さんや利用する大企業様の
ご意見を採用することにしました。ってことでしょ。
細野原発担当大臣なんか、結構真剣に取り組んで
いるのに、信念も正義感も愛国心もない政府の中じゃ
ホント浮かばれませんね。
国民の命よりも原発稼働。
国民の生活よりも消費増税。
大多数の国民が民主党の「やるやる詐欺」にあい、
一票を投じちゃったから、しょうがないんですかね。
でもって、イカレた宇宙人が、勝手にイランへ旅立つ
始末。日米の溝はさらに深まるんでしょうね。
ホント、民主党って何やってんだろ?