政令指定市の果実

山本@浜松市民

2007年03月27日 09:38



出陣式での北脇さん・・・

「合併に汗を流してきた我々と、汗を流さずに政令指定市
の果実だけを得ようとする人たちとの戦い」


各市町村の行政・職員が、どこまで汗を流したかどうかは、
分かりませんが、痛みを伴っていないのは事実でしょうね。

康友さん(この場合は人たちなので、オサム会長や中山会
頭も含んでいるのでしょうね)が、政令指定市の果実だけを
得ようとしていると非難していますが、現状のままの政令指
定市という果実は、美味しいのでしょうか?

5700億円もの借金を抱え、7つもの区割りとややこしい多
制度、地域格差に産業の空洞化、最低の教育・・・

果実と例えるなら、腐りかけた果実。
まぁ、腐りかけが一番美味しかったりして(笑)

腐りかけているとはいえ、「果実だけを得ようとする人たち」
意味は、康友さんが、政令市初代首長の看板を欲しがっている。
ということだと思います。
裏を返せば、北脇さん本人が、そのことを強く意識している
いうことでしょうね。
私が、合併をまとめ、政令指定市まで導いたのだから、初代
首長の座には私が座りたいのだ!と言っているのでしょう。

康友さんは、腐りかけた果実を欲しいとは思っていません。
腐りかけたクラスター型果実の、ひと房ひと房に、きっちり種を
入れ、蘇生させなければと立ち上がったのです。
5700億円もの借金を、後回しにせず、徹底した行財政改革を
断行し、ムダを無くす=私たちの税金を1円たりともムダにしない。

福祉を充実し、不便な地域のお年よりも中区と同様のサービス
を受けれるようにしたい。
教育の資質を向上し、新しい子どもたちの学力や道徳心を底から
押し上げたい。
自らが、セールスマンとなり企業誘致や地域特産品を売り込み、
財布も心も豊かな街にしたい。

4月1日の政令指定市万歳!ではなく、10年後50年後に浜松
市民が、心から充実感を持てるかを考えているのだと思います。

大丸百貨店進出という、3年後の中心市街地活性化で市民の
夢を引っ張る前に、康友さんはザザシティ問題にきっちり終止符
を打つと言っています。フォルテも民間委託などという、あやふや
な措置ではなく、売却と宣言しています。

今やらなくてはならない問題をまず手がける。
蓋をしたくなる臭い問題をきっちり処理する。
各地域への饅頭も見直す。
教育の質を高め、子育て支援を充実する。

今、苦しんでいる地域や市民にとっては、飴玉が少ないと思える
でしょうが、5年後10年後の浜松市を取り返しのつかない状態に
してしまっては、いけないのです。

目先の甘い飴玉に群がるキリギリスの人たちが勝つということこそ、
「ぶしょったい結果」なのです。


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