10年ひと昔
普天間基地問題で、政府の二転三転の対応は、
故中川昭一氏の泥酔会見よりも遥かに醜態を
さらしているように見えます。
3月中に政府としての結論を出すから一転し、
法律で決まってないから3月を過ぎても問題ない
とした鳩山総理の会見には、呆れるばかり。
醜態は、決定時期のブレブレ問題よりも、防衛と
いう根底の問題を考える能力があるのか?という
疑問を持たれていることだと思うのです。
当面、分散して、10年の歳月をかけて新しい滑走
路を建設し移設・集約するなどという案が出てくる
なんて…あまりに平和ボケしているとしか思えない。
10年かけて新滑走路をつくっていたら、完成時には
世界情勢も中近東もアジアの情勢もスッカリ様変わり
している可能性が高い。
10年ひと昔から今や1年ひと昔のスピード変化時代。
来年は何が起こるか判らない時代に、「当面は」なんて
言葉自体が、緊張感ゼロだと感じるには私だけ?
独立国家である以上、自国の防衛は真剣に考える
必要があると思うのですが、自衛隊の存在も宙ぶらりん。
アメリカとの安保条約も見直す・修正、それとも破棄なのか
のらりくらり(というよりは、決断できず?)
日本は、どの国と協力し合い、自国の安全保障を守り、
どの地域の平和維持を優先するのかが、全く見えない。
社民党のような「ミサイルが飛んできた、敵国が攻めてきたら
白旗振って降参します」という寝ぼけた政党と連立を組んで
いるのだから、仕方ないってことですかね?
「社民党、国民新党に振り回されている」という口実がある
から、決められない民主党が成り立っているとするならば、
あまりに愚かな選択をしてしまったことになります。
「いや、我々の目指す日本国は必ず国民の幸せになる」と
いうのであるなら、さっさと連立を破棄して、民主党一本の
政策を国民にぶつけた真正面勝負をしていただきたい。
寄せ鍋って、出汁が良くても具材が悪けりゃ、不味いもの。
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