2009年01月25日

農業のこと

昨日、とある元市議会議員の方とお話しをさせて
いただきました。

農業のこと

これからの農業は脳業!

生産力を上げたり、品質改良を行う農業(経験とノウ
ハウ)では、これからの農家は食っていけない。

畑からそのまま出荷されるだけの農作物には限界
がある。
1個50円のサツマイモを、500円に換えなければ
ダメなんだよ。
どうすれば、50円のサツマイモが500円に変わる
かと聞くと、簡単な例が「干し芋」にして出荷すると
いうこと。
収穫した農作物に、加工による付加価値をつける
ことを考えなければ、農家の経営は楽にならない。

改めてスーパーの商品を思い出してみると、収穫した
素材もあるが、加工食品やお惣菜が沢山並んでいます。
今の日本人が、いかに加工(調理)をしなくなったかが
何となく、つかめますね。
消費者の代わりに加工をする。さらに味を追求する。
脳みそを使った脳業で単価をアップさせ、さらに直売など
で、中間マージンをなくす。中間マージンをなくすことは、
消費者だけの利益ではなく、生産者も利益率アップと
なり、双方にメリットがある。

漁業も同じことで、浜名湖のエビやカニを獲っていても
漁獲量の減少、価格競争により、生活は苦しくなるだけ。
豊富に取れる雑魚と呼ばれる小魚たちの加工(調理)方
法を考えれば、キロ100円の雑魚が、100グラム300円
の商品に生まれ変わるのだとのこと。

農業・漁業未経験&無知の私には、とても新鮮で可能性
を秘めたことだなぁ。感服しました。

次に、先見性の農業。
どんな農作物をつくれば良いか(儲かるか)を考えなくては
ならない。例えば「みかん」。三ケ日や浜名湖周辺では、相
変わらずみかんを生産しているが、全国的にみると、生産量
は最盛期の3分の1に減っている。
つまり、みかんは、国民の需要にマッチしていない農作物と
なりつつある。(そー言えば、子どもの頃ほど、みかんを食べ
なくなったなぁ)
今、自分の子どもや孫が何を好んで食べているのかを見つけ
れば、需要は必ず伸びる作物となる。
その方は、戦後の牛肉生産をいち早く手がけましたが、今は
ヘルシー志向の鶏肉生産に切り替えたとのこと。

そんなお話しを聞き、ワクワクさせていただきました。


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Posted by 山本@浜松市民 at 10:29│Comments(2)おやぢの雑記
この記事へのコメント
はじめまして(^o^)
こんばんは
そうですね脳業の意味がわかります

しげちゃん脳炎いやいや農園では餃子も販売してます(笑)

干し芋も良いけどヤキイモも結構売れますよ〜
Posted by しげちゃん農園 at 2009年01月26日 19:12
>しげちゃん農園さま

一ひねり、二ひねり、一手間、二手間での付加価値で
農業経営の大きな可能性があるんだなぁと感心しました。
光るバラなんて、まさに一ひねりの逸品ですね。
Posted by 山本@浜松市民 at 2009年01月27日 08:03
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    コメント(2)