2007年02月21日

西田敏行的な浜松市の行財政改革



その昔流行った、俳優「西田敏行」さんのセリフを覚えて
いますか?『今やろうと思ったのに、言うんだからなぁ。』

浜松市の行財政改革にピッタリのセリフだと思いませんか?

最近の改革案・予算案に対して、北脇市長は「もともと
改革は進めてきたし、行革審と考え方も同じ」的なことを
おっしゃっており、「やろうと思ってたのに行革審が言うん
だからなぁ」と聞こえます。

任期以来7年間も改革を放置し、2005年12月に行革審
から出された緊急提言にも応えず、翌年3月の答申でも
無反応でした。

昨年10月の第4回行革審に登場した北脇市長は「市と
しては、答申を受けて行政経営計画を策定したところです」
まさに、今やろうとしたのに言うんだからなぁ!との態度
でした。

住宅手当に通勤手当、子どもが22歳まで支給される扶養
手当などなど、就任当初から「やろうと思っていた」なら、
5~6年前には、実現していたハズ。5年前に住宅手当の
適正化が実現していたのなら・・・
国と浜松市の差額3700円×合併前の職員数が約4500名
×12ヶ月×5年=9億9900万円。(汗;)
10億円もの不適正歳出を抑えることができたのです!

市長の給料や退職金だって、やる気があるなら、就任当初
自らがカットしていれば、たったの5%削減であっても、2期
で1110万円の経費削減となるのです。

フォルテの赤字隠しのための高額賃料だって、7年前に値下
げを実施していたら、幾らの歳出削減になっていたの?

7年間もムダな税金を垂れ流し的に浪費していて、選挙モード
に入ったら、「今やろうと思ってたのに言うんだからなぁ」では、
「やろうと思ってた」に説得力はありませんね。

改革って、尻を叩かれて嫌々進めてもたいした成果は上がら
ないと思います。職員の皆さんだって、もらって当然だと思って
いた手当てが急にカットでは辛いものがあると思います。
北脇市長が就任当初から、国との差を職員に訴え、職員さん
の理解が浸透した上で、自らがカットしていたら、マスコミも
市民も職員を絶賛していたことでしょう。


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