2012年03月03日
静岡県議会
地方も政治より権力誇示なんですかね?
静岡県議会の最大会派「自民改革会議」が川勝知事が
打ち出した副知事3名制に反対する方針を決めました。
選挙前までは、川勝知事を応援した民主党の会派「ふじ
の国県議団」が最大会派だったため、自民党系議員の
皆さんは肩身の狭い思いもしていたのでしょうね。
で、昨年の統一地方選挙では自民党議員が盛り返し、
分裂していた会派も統合し、最大会派に返り咲きました。
川勝知事と対決姿勢を取るも、「是是非非」で議案に臨む
と言っておられました。
この1年を見ていると、是是非非よりも、やはり非非かなぁ
という議会運営が目立ちましたが、今回の副知事3名案に
反対の理由がどうにも理解できない。
知事が提案した2名の候補者に明確な原因があり、不適
切だと言うなら納得できますが、反対の理由は「3名制は
行財政改革に逆行する」というものです。
2名の副知事を追加することにより、給料の支払いが増える
ことが、財政改革に逆行するって論理ですよね。
自民党さんって、足し算引き算しかできないのですかね?
副知事3名制にすることによる、行政への細やかな管理が
でき、全体としてどれだけの改革が進むのか、現状の1名で
納得いく職務の遂行ができているのか?
3名体制にした場合の副知事に求める職務と、その成果予測
などをしっかり議論し、反対理由を明示するのならOkですがね。
さらに…
副知事3名制が財政改革に逆行するというのなら、自分たち
の給料も減らさない、土日・夜間の議会開催も必要ない、政務
調査費も現状通りと、議員改革は一歩も進んでないですよね。
国も地方議会・議員も、「反対」だけで対案が出ない。対案が
出ないと議論もないし、打開策も出てこない。
結果、政治はいつまでも停滞してしまう。政治は現状維持だけど、
世の中の景気と、国・地方の財政は急加速で悪化している。
その歪みは、弱い国民・県民・市民だけが受け入れざるを得ない。
Posted by 山本@浜松市民 at 10:54│Comments(0)
│おやぢの雑記