浜松市に生まれ育って

浜松市議会・建設委員会が本格木造の天守閣再建に
ついて前向き見当の見解を示した時点では、アンケート
調査を行いながら、可能であれば再建に向けて動き出す
ということでしたが・・・

いつのまにやら、アンケートではなく、署名活動に変って
しまいました。しかも、康友市長まで「２０万人程度の署
名が集まるようなら浜松市としても前向きに検討」などと
リップサービスをする始末。

建設費（２０億円以上）の財源を１００％寄付で集めるのか、
一部でも浜松市が負担するのか、では市民の反応は違う
と思いますが・・・どんな説明内容で署名活動をするので
しょうかね？中央区の自治会連合会のやることですから、
回覧板で証明容姿を配布し、組長に戸別訪問させれば、
２０万人の署名も集まってしまうでしょうね。

２０万人の署名が集まったんだから・・・と詰め寄られ、財源
は二の次で再建がスタートしてしまったら、足りない分は
行政が負担（下手すりゃ、１０億円以上の税金を投入）し、
出来上がる天守閣は、どこの設計図を基にしたのか判らない
空想か物まね天守閣が出来上がることになります。



テレビ静岡、静岡放送で、企画放送を組んでいましたが、
連合会長は、静岡市には負けられんと力説していましたね。
こんな、ハッタリ・ミエハリの声で、計画性のないハコモノを
つくられたのでは、微々たる納税者の１人としては、タマリマ
セン！

不思議なのは、どこからも天守閣再建についての反対の声が
あがっていないこと。
市の観光課も商工会も行革審からも、反対の声は聞こえません。

本格木造天守閣をつくれば、外貨をがっぽり稼げる観光資源と
なるのか、税金をつぎ込んででも政令市には本格的天守閣が
必要なのか、はたまた産業の発展のために天守閣は重要なのか？
２０億円以上の寄付が集まるほど、浜松市の景気は良いのか？
負け組み生活の私には、何とも理解できないのですがね？

康友市長には、ぜひとも【建設費の出どころ】を明確にしてから、
天守閣再建の方向を探っていただきたいと思います。