偽装や輸入食材の農薬残留など食への安全が懸念され、
国内産のしっかりしたものが食材が求められています。
しかし、国産は高い!高すぎる!
どうして高いのか?人件費や肥料、温室栽培の場合なら
燃料代もかかるからでしょうね。輸送コストは海外から輸入
するより安いハズですね。
国内産の食材(特に農作物)が高いのは、形や色による
規格を設けているからではないでしょうか?
スーパーに並ぶ野菜は、トマトもキュウリもナスも同じ大きさ
の同じような色ばかり・・・工業製品と変わらない。
色、形、大きさの規格を満たさない農作物は廃棄されている
のです。
私は農業の経験がないので、間違っていたら、申し訳ない
のですが・・・
規格に適合したトマトは50円で売れるけど、カタチの悪い
トマトは捨てるので0円。
カタチの悪いトマトを安く市場に流したら、10円になる。
しかし、市場に10円のトマトを流すと、規格適合の50円の
トマトが値崩れを起こし、30円に下がってしまうので、規格
外の商品は市場に流さず、廃棄する・・・のだと感じます。
では、規格外の農作物を一般市場に流さず、学校給食や
大企業の食堂への流通を確立できたら・・・廃棄していた
農作物が5円、10円で売れるのなら農家の収入は増え、
栽培時のリスクも減らすことができるのでは?
商品にならないからと、不揃いのトマトやキュウリを廃棄して
いる農家の方の映像を見て、気持ちの良い印象を持つ人は
少ないと思います。
多くの人は「もったいないなぁ」と感じるのでは。
世界的な食糧危機の中、自給率が低い日本は国家をあげて
対策を練るべきですが、農地面積を増やしたり、農家に助成
金や補助金を支払う前に、農作物への意識改革を行い、規格
という型に押し込まれた商品(ブランド)をぶっ壊す対策をとら
ないと、問題の解決は遠いような気がします。
浜松市では地産地消を推奨しています。
ならば、せめて浜松市だけでも、廃棄される不揃いの農作物を
低価格で回収し、学校給食にりようしたり、市役所や公民館で
販売するシステムを考えていただきたい。
カタチが悪くたって、イロが悪くたって、大きくたって、小さくたって
安くて美味しくて安全安心なら、消費者には歓迎されると思い
ますが!?