康友市長が
マニフェスト工程表を掲載し、具体的数値と
実施日を計画にしています。
今日はその中の「こども第一主義」について・・・
1)乳幼児から中学生まで、医療費の助成を行います。
2)保育所の新設(5ヶ所)により待機児童ゼロを実現します。
3)出産助成金(10万円)を創設し、生みやすい環境をつくります。
4)母子家庭への児童扶養手当を2倍~3倍に拡充します。
5)産科医療を充実させます。
6)小児救急医療体制を強化します。
の6本柱で、「浜松のこどもは浜松が育てる」とくくっています。
いずれの政策も22年度までには実施されるとのことなので、
これから子づくりを考えている家庭には、頼もしいと思います。
子育てを終えようとしている私から見ると、経済的援助だけで
こども第一主義が市民に広く浸透するのかと疑問も浮かびます。
6つの子育て支援政策には、支援のためのソフトがないのです。
助成金・手当の拡充(お金)と保育園増設の(ハコ)はハードの
政策であって、ソフト(仕掛け)が手落ちのように思えるのです。
一部、カウンセラーの充実とありますが、医療センターまで足を
伸ばさなくては相談ができません。
各町内にある公会堂を利用し、子育て経験のあるオバサンや
オバーチャンが、出産の準備や子育ての相談を受けたりする、
「お節介オバチャン制」をつくり、茶菓子程度の補助金を出す
なんてのは、いかがでしょうか?
市内のスーパーマーケットや小売店に協力を仰ぎ、子育て情報
掲示板や、チラシに子育てQ&Aの枠を設けてもらったり。
浜松市のHP(リンクで良い)でも、子育てに関する様々な情報
コーナーや意見交換ができる掲示板のコーナーをつくったり
してはいかがでしょうか?
経済的応援はありがたい話しなのですが、核家族化が進む中、
カウンセリングまで足を伸ばさなくても、気軽に相談できる受け皿
を点在させることが頼もしいと思います。
助成金とハコだけの用意では、「浜松の子どもは行政が育てる」
的に感じてしまうのです。
「浜松の子どもは地域で育てる」=行政は地域子育てを全力で
バックアップします。という構図のほうが、好ましいのでは?