2007年07月02日
党首討論について
昨日の安倍総理vs小沢党首の公開討論会を見て皆さんは、
どう感じましたか?
安倍総理の力説した実績って、何なのでしょう?
経済成長、雇用を促進し、国民が豊かさを実感しているような
発言をされていましたが、中小零細企業で働く方の給料やボー
ナスは上がりましたか?
私の周りでは、夏のボーナス10万円(40代です)とか、今年
いっぱいで廃業を決め、迷惑のかからないように処理をしている
零細企業の社長さん、アルバイトで夜の警備に出かける農業の
方・・・景気の回復を実感している人は、いません。
年金問題も総理が、国が、責任を持って解決すると胸を張ります
が、かかる経費の付けは、すべて国民の税金です。
安倍総理の言う国の責任には、総理個人や国・議員・職員の痛み
は1円も伴わないのではないでしょうか?
教育基本3法案の強行採決は、学校の教育環境と学力に具体的
にどんな変化が起こり、将来像はどうなるのかの説明がありません。
戦後レジウムからの脱却をし、詰め込み教育より、他人を思いやる、
家族との絆を重視する教育が必要だと力説しますが、今の子ども
たちより、戦中・戦後の教育を受けた50・60・70代の方のほうが、
よほど他人を思いやり、家族を大切にしていると思うのですが?
教育は、国家存続・繁栄のためには最重要事項だと思います。
強行採決でポンポンと決めてしまうような問題なのでしょうか?
そして、政権政党として、やれることしか言わない。言ったことは必ず
実施し、成果をあげると断言していましたが、やれることしか言わない
から、議員年金も道路公団や社保庁解体も、天下りも、中途半端な
上っ面の改革論になるということなんだなと、改めて理解できました。
一方、小沢代表が原稿をダラダラと読み上げた10分間には、迫力も
オーラもなく、がっかりでした。
今までの制度を根本から変え、地方分権を進めることによって10兆円
だの16兆円だのの節約ができ、増税ナシで基礎年金交付額を底上げ
し、確実に年金が行きわたり、高速道路が無料になり、バラ色の将来を
約束するらしいが、そこには具体的数字が一切ありませんでした。
公務員の数がどれだけ減って幾らの経費削減になるのか?削減された
公務員の雇用対策はあるのか?自給率100%を目指し、農業への手厚
い補助金制度をつくると言いますが、農業大国が日本の目指す将来像
なのでしょうか?
民主主義を実践していくために二大政党が必要なのは、理解できますが、
自民党の対抗政党が民主党である!となると・・・まだまだ力・役不足の
感が残ります。
今月の参議院選挙を踏み台に民主党を育てていくのが良いのか、自民
党に自戒の念を焼き付けるのが良いのか、はたまた第3の政党誕生を
国民の声でつくっていくのが良いのか・・・悩ましい日本の現状であります。
Posted by 山本@浜松市民 at 12:04│Comments(0)
│おやぢの雑記