浜松市に生まれ育って

「社会保険庁の腐った体質に年金問題や無駄づかいの
要因がある。」と、与野党ともクチを揃えて批判し、それ
ぞれが、社会保険庁の解体案を出しています。

無駄な保養施設の建設→各地域への公共事業→議員
の紹介や斡旋と持ちつ持たれずの関係だったような気も
しますが・・・

さっさと、膿は出して、治療していただきたいので、解体
には大賛成なのですが、どうも与野党それぞれの解体案
の差が見えないので、困っています。

自民党案：
公務員の身分を抹消し、特殊法人として新たな組織をつくる。
非公務員＝民間となるので、一生懸命働くことになるという
のですが、給料は税金でまかなうのなら、公務員と何ら変わり
はないように思えます。法的には公務員の身分保障がなくな
るので、不祥事や怠慢勤務などにより解雇できるのでしょうが、
現在に職員がそのまま移動しただけなら、解雇される職員は
一人も出ないのでは？と勘ぐってしまいます。

民主党案：
公務員としての身分はそのままに、国税庁と合体した歳入庁
を設置し、年金の掛け金を確実に徴収し、安定化を図るとの
ことですが、もともと使命感の薄い職員が身分を保証された上
で、職場の看板が変わっても、徴収率もさほど上がらないと
思うし、何よりムダ使いはなくならないのでは？

ズサンな記録処理も大問題ですが、窓口で領収証を発行せず
にネコババしているケースが、かなりの数に上るとも言われて
います。泥棒職員を見つけることもせず、身分を保証し新たな
組織をつくっても、膿が点在している限り、化膿し腐ってしまうと
思うのです。

今月の参院選挙の重要な投票動機となる年金＆社保庁問題。
どなたか、正確な開設をしていただけると、ありがたい。