2007年09月04日

マニフェスト工程表「こども第一主義」



康友市長がマニフェスト工程表を掲載し、具体的数値と
実施日を計画にしています。

今日はその中の「こども第一主義」について・・・

1)乳幼児から中学生まで、医療費の助成を行います。
2)保育所の新設(5ヶ所)により待機児童ゼロを実現します。
3)出産助成金(10万円)を創設し、生みやすい環境をつくります。
4)母子家庭への児童扶養手当を2倍~3倍に拡充します。
5)産科医療を充実させます。
6)小児救急医療体制を強化します。

の6本柱で、「浜松のこどもは浜松が育てる」とくくっています。

いずれの政策も22年度までには実施されるとのことなので、
これから子づくりを考えている家庭には、頼もしいと思います。

子育てを終えようとしている私から見ると、経済的援助だけで
こども第一主義が市民に広く浸透するのかと疑問も浮かびます。
6つの子育て支援政策には、支援のためのソフトがないのです。
助成金・手当の拡充(お金)と保育園増設の(ハコ)はハードの
政策であって、ソフト(仕掛け)が手落ちのように思えるのです。
一部、カウンセラーの充実とありますが、医療センターまで足を
伸ばさなくては相談ができません。

各町内にある公会堂を利用し、子育て経験のあるオバサンや
オバーチャンが、出産の準備や子育ての相談を受けたりする、
「お節介オバチャン制」をつくり、茶菓子程度の補助金を出す
なんてのは、いかがでしょうか?

市内のスーパーマーケットや小売店に協力を仰ぎ、子育て情報
掲示板や、チラシに子育てQ&Aの枠を設けてもらったり。

浜松市のHP(リンクで良い)でも、子育てに関する様々な情報
コーナーや意見交換ができる掲示板のコーナーをつくったり
してはいかがでしょうか?

経済的応援はありがたい話しなのですが、核家族化が進む中、
カウンセリングまで足を伸ばさなくても、気軽に相談できる受け皿
を点在させることが頼もしいと思います。

助成金とハコだけの用意では、「浜松の子どもは行政が育てる」
的に感じてしまうのです。
「浜松の子どもは地域で育てる」=行政は地域子育てを全力で
バックアップします。という構図のほうが、好ましいのでは?


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この記事へのコメント
地域子育て支援センターが大多数の認可保育園に
設置されており、相談業務を受け付けています。
市の保健婦による巡回も行われており、
各保育園と市でカウンセリングを行っていて
しょうがい児など特殊な場合は、関連機関と
連携をとってすすめているはずです。
Posted by マニフェスト工程表「こども第一主義1 at 2007年09月04日 10:57
>マニフェスト工程表「こども第一主義1 さん

もっと身近に(昔は家におばあちゃんがいて、2世代で
子育てができたと思います)もっと気軽に相談したり
手伝ってもらったりできる環境があり、行政側ではなく、
地域のお節介さんが参加できたら、育児ノイローゼの
何歩も手前で解決できると思うのですが、いかがでしょうか?
市の保健婦が、各町内、各マンションを巡回しているの
でしょうか?月1回、広域な公民館では、気軽さは感じ
ないと思います。
現状でソフト面は十分であると浜松市の女性が感じている
のなら、子育ても終え、しかも男性の私がクチを出す必要
はありませんね。

ママさんの実感をぜひお聞きしたいと思います。
Posted by 山本@浜松市民 at 2007年09月04日 19:09
現在は初めての子供を生んだ女性には
半年以内に保健師が自宅訪問してきます。
保健師が巡回してくるのは、相手が
いけそうならこれ一回のみとなります。

子育て支援センタは、同じ境遇の母親が、
沢山いるので情報交換しています。
担当は、おおむね経験5年程度の中堅保育士が
就くことが多く、親もいろいろ相談しているようです。
そして、世話好きな団塊世代の親の支援もあります。

「父親が連日の残業で遅く帰ってくるための、
母親への負担増がすごく大きいことを
有識者は知ってほしい。 」
とこのはまぞうの自由気ままなご意見番(行政・
自治体関連)が実情でしょう。

ところで育児ノイローゼの母親は、母親と子供
だけで昼間過ごしているケースが圧倒的に多く、
母親が、難しく考えすぎてまいっていることが多々
あります。旦那があれこれ言いすぎるケースも多い。

それと意外かもしれませんが、
こういうケースでは、逆に就労を薦めて
子供を保育園へ入園させる方法が一番有効だと
思っています。子供とはなれても、育っていくこと
を実感させるのが、一番有効なのです)
ところが、保育園に入れないのです。

ここからは行革審につながるので別掲します。
Posted by マニフェスト工程表「こども第一主義1 at 2007年09月04日 21:57
では、なぜ保育園に入れないのか。なぜ行革が
絡むのか。浜松はなぜ待機児童が多いのか。

意外かも知れませんが、公立保育園と
認可民間保育園では、1人の保育士でみれる
子供の数が違うのです。(認可民間の方が多い)
浜松市の場合もそうです。
民間は、国の基準です。公立はそうではありません。
(保育の質の維持とも労組の影響ともいわれています)
これを変えれば受け入れの人数を増やせます。

ですから、自治体で、独自基準を国の基準に
あわせる動きや、給与面や団塊世代の退職職員が
多い自治体は民営化の動きが出てきています。

詳細は、i-子育てネットの
保育所の地域への多様な展開事例集
で第2章公立保育所の民営化の事例の
3つの市の報告を読めば分かります。
ぜひ読んでください。

官民で経費も含めてこうも違うかとビックリなさると
思います。浜松も和合保育園は、民営化されました。

康友市長は、行財政改革をしながら
サービスの維持、向上を実現しようとしています。
これらを実施すれば、ハードも含めてお金を
かけずに済みます。

参考までに二次行革審に保育園の経営者が
1人入っていますね。考えすぎでしょうか?
Posted by マニフェスト工程表「こども第一主義1 at 2007年09月04日 23:24
<浜松市のHP(リンクで良い)でも、子育てに関する様々な情報
コーナーや意見交換ができる掲示板のコーナーをつくったり
してはいかがでしょうか?

浜松には「ぴっぴ」(市のホームページからリンクあり)
があります。
NPO法人はままつ子育てネットワーク ぴっぴが
運営しています。
Posted by マニフェスト工程表「こども第一主義1 at 2007年09月04日 23:42
詳細なご説明ありがとうございます。
保健師が自宅訪問をしてくださり、支援センターで情報
交換が盛んに行われているのですね。意見交換の掲示板も
浜松市認定のぴっぴが運営し(会員制なので利用状況が
判りませんが)悩みも気軽に相談でき、解消されている
のでしたら、後は助成金や保育園のハードの充実で十分
でしょうね。
支援センターの浸透率(利用率)・ぴっぴの会員登録数
は、子育てママの実数に対して何%なのでしょうか?
50・60%の方が利用(浸透)しているのでしょうか?
Posted by 山本@浜松市民 at 2007年09月05日 07:51
出産や子育てにお金を掛けることは、大賛成です。
他の公共サービスを削っても構わないと思っています。

例えば10万円の出産助成を行うときに、2~3回の
出産・子育てスクールを開催し、受講した方だけに
助成を行う。
講習会では、親としての心構えと支援センターやぴっぴ
の存在、利用価値を説明するようにしては?
現在のママさん講座の類は、自由参加なので、情報を
知らないまま出産・子育てをされ、一人で悩んでいる方
もいるのではないでしょうか?

育児ノイローゼの背景・・・私も子供会に7年携わって
いましたので、概ね仰るとおりでしょうね。
良い意味でのガス抜きの場を地域ぐるみで提供できる
かが大切だと思います。そのためにも、広域の公民館
ではなく、身近な公会堂の利用を啓蒙していただきたい
と考えます。青空公園でも構いません。
Posted by 山本@浜松市民 at 2007年09月05日 08:12
<後は助成金や保育園のハードの充実で十分
でしょうね。

個人的ですが一定のレベルには、とりあえず
きているのかなとは、思っています。が、
ソフトにしても十分かどうかは、分かりません。

<支援センターの浸透率(利用率)・ぴっぴの会員
登録数は、子育てママの実数に対して何%なので
しょうか?
50・60%の方が利用(浸透)しているのでしょうか?

ぴっぴはわかりません。
支援は5割以上のはずです。ひょっとすると8割
くらいあるかもしれません。(利用したことがある人)
ひとつの支援センタでの利用者は、平均して
40名程度あるのではないでしょうか。

<講習会では、親としての心構えと支援センターやぴっぴの存在、利用価値を説明するようにしては?

各支援センタでやってますよ。
親向けの講習会など育児、病気、食育までやってます。
自宅に来る保健師もぴっぴを説明してくれました。

ところで、個人的ですが、3人目以降の10万円の
出産助成ですが出生率が下がっていく中、
画期的だと思っています。
若い人が少なければ、社会も活気がなくなります。
「日本中から子供を生みたい人浜松へおいで」という
政策もありかなと思っています。
Posted by マニフェスト工程表「こども第一主義1 at 2007年09月05日 13:05
3人目ともなると、ご自身の出産状況(肉体・精神的・経済的
などもろもろの予測)がつくでしょうから、10万円の助成金は
リアルに感じると思います。<私ももう少し若ければ(笑)

子育てを終えつつある自分としては、一番お金がかかるのは、
高校の3年間だと思います。
低金利・無金利の融資などあったのかも知れませんが、
借金が嫌いなので、身を随分と削っています。
ごくごく普通(所得)の家庭で3人は、キツイのかなぁという
のが、実感です。
Posted by 山本@浜松市民 at 2007年09月05日 14:15
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