浜松市に生まれ育って

民主党の小沢代表は、、イラク復興支援と区別措置法の
廃止法案を秋の臨時国会に再提出するとの意向を示し
ました。

イラクの復興とは程遠い、アメリカの自衛戦争の片棒を
担ぐような支援活動は、正当性にも問題があるとの見識
を表明し、当然、期間延長も反対するとのこと。

大方の世論は、イラク得措置法の廃止に賛成でしょうし、
私も賛成である。
イラク攻撃は、世界平和という正義の旗も薄れ、軍需産業
のために兵隊を送り続けるブッシュ大統領の保身政策に
しか過ぎないと思っています。

しかし・・・
反対！廃止！と同義的なことはおいて、今の日本がアメリ
カへの協力を断った場合、日米関係はどうこじれるのか？
こじれた場合、両国間の外交だけで穏便に処理できるのか？
日米間の安保や経済協力は、新たな展開を見せるのか？

民主党（小沢代表）は、日米間への影響の予測とその対策
を持った上での反対・廃止なのでしょうか？

悲しいかな今の日本は、アジアに見捨てられ、ヨーロッパに
置いて行かれ、世界に向けた発言や経済的成長は、アメリカ
なしでは考えられないほど、アメリカの僕となってしまっている
のも事実ではないでしょうか？

イラク特措法廃止を機に、アメリカとの関係を見直し、アジア
やヨーロッパ、南米と新たな関係を構築していく戦略を持った
上での延長反対、法案廃止なら、結構なことですがね。

反対野党からの脱却は、政治責任をしっかり負うことができる
体力と知力を持つということで、安倍総理の首をはねることとは
問題の重要さが違うような気がします。

もともとイラク特措法は、小泉総理のなかば独断で決めた法案
ですが、ただアメリカにシッポを振るだけのイラク派遣だったのか、
裏でアメリカとの国益に影響する密約があったのか、民主党は
把握しているのでしょうか？

実際、イラクを制圧し、油田の発掘権利を日本もいただける話し
もあったのですから、日本は侵略戦争に加担したことになります。

今さら、撤退していい子になれるのか？最後までお付き合いして
名より実を取るのか？コトは重要だと思います。