2007年05月15日

存続か廃止か・・・浜松市の場合



昨夜のNHKスペシャル「存続か廃止か~岡山市・住民
サービスをめぐる攻防~」をご覧になりましたか?

政令市を目指し、人口の数合わせのために周辺町村と
合併を行った岡山市の財政は、7000億円の借金。
現市長が、役所内に改革推進課(後に直属の室に変更)
を設置し、公共事業や都市計画、福祉サービスに至るま
で全ての行政事業を見直し、役所内での改善・改革・廃
止を論議しているのですが、1年間で見直しを図り、削減
できた予算は約7000万円。(借金の1%)

目的が決まらない副都心に対し、周辺の区画整理事業
だけが先行している。いったん凍結し、副都心のあるべき
姿を決めてから、周辺整備に入るべきと改革推進課も
近隣住民も訴えるのですが、
意外にも敵は担当局と国
なのでした。
スタートした計画は、目先の事情で変更すべ
きではないと主張。借金のことなんて関係ない。今が買収
のタイミングだと主張するのです。

公共事業を手土産に合併したため、通常より経費がかかる
下水道整備を強行する。1日20人しか利用しない商店街
の劇場を何が何でも存続しようとする商工課。

議会で承認したことだから、合併時の約束だからと、赤字
削減より自分の顔を気にする議員たち・・・

国が借金の50%を見てくれるからと、進め続けたハコモノ
の数々。

浜松市の借金5700億円。岡山市に比べたら、産業力も
あるし、借金も少ない。
しかし、合併の手法や合併後のしっぺ返し、将来に重くのし
かかる財政の不安。

市民は、改革推進&赤字削減の鈴木康友さんを選びました。

ムダな事業は、進行中でも凍結してほしい。赤字を減らして、
行政の体力をつけて欲しい。民間にできることは民間に任せて
欲しい。こう思ったから、康友市長が誕生したのです。

このことを、役所の各担当者、議員の先生方は、肝に銘じて
改革を断行していただきたい。


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