2007年03月31日

ザザシティ問題



何度か登場しているザザシティ問題について、読者さまから、
質問のメールをいただきましたので、簡単に触れます。

もともと、ザザシティ西館・中央館は西武百貨店跡地を中心に
中心市街地を再開発・活性化しようと栗原市長の時代にスター
しました。

国・県・市の補助金は32億円、県・市の負担金は45億円が
投じられ
、再開発組合は主に地権者で組織されています。

計画のスタートは栗原さんでしたが、建設途中で土地や資材
の値上がりもあり、大阪のコンサルタント会社に経営調査を
依頼し、最終的にゴーサインを出したのは、現市長です。

再開発組合(運営組織)は国や県・市からお金を調達し、地権
者(再開発組合のメンバー)から土地を購入し、建設費を払い、
計画を進めましたが、107億円もの不足が生じました。
マンションの売却で15億円。フロアの一部をパレット子ども館と
して、浜松市に42億円
で買い取ってもらいましたが、組合として
買い上げた土地を地権者に再度販売する予定が、価格が高く
なりすぎ各地権者法人は買い取ることができず、オープン当初
から、再開発組合は大赤字の運営となりました。

そこで、オープンからたったの2年で、現市長はザザシティ中央館
への公的支援(21億6500万円)を市議会に提出
しました。
このままでは、ザザシティが崩壊し、浜松の顔がなくなってしまう。
というのが、税金注入の理由でした。

運営組合が破綻しても、各テナントが破綻するわけではありません
ので、ザザシティが弊店となる可能性は、ほぼゼロなのです。
現に今も営業を続けていますよね。

現市長の税金注入議案は、議会の英断で否決されました。(2004年)

税金注入が否決されると、行政は破綻に至った責任もないとして、
昨年からの民事調停にも応じていません。
再開発組合の言い分は、
計画を進めたのは市であり、建設計画を変更しなかったのも市である。
結果、借り入れと売却の帳尻が合わず多額の負債を抱えてしまった。
だから、融資銀行には債権放棄、浜松市には夫妻の一部を負担する
べきであると民事調停に訴えました。<調整がつかず、取り下げました。

で、今、争点となっているのは、市が補助金やフロアの買い上げに
深く関与したにも関わらず、責任はないと突っぱねていることです。

話を持ち込んで、運営調査までして、大丈夫だと太鼓判を押したのは
浜松市なのに、破綻したら、責任はありません。・・・では、今後の
官民共同開発に信頼は持てず、成り立たないということです。

現市長は、この問題には触れずに、松菱跡地の再開発を力説して
いますが、康友さんは、まずザザシティ(再開発組合)の責任の
所在を明確にしなくては、今後の共同開発につながらないとの見解
です。

市の責任が明確になれば、再開発組合の負債を一部負担しなくては
ならないかも知れません。<当然、税金です。

しかし、中心市街地を問わず、これからの官民共同開発を行っていく
うえで一番重要となる信頼感を取り戻すことが、重要だとお考えの
ようです。

臭いものに蓋をする行政なのか、誠実に民間と協力をする行政なのか。
これから、発展をしなくてはならない浜松市の姿勢が問われています。

私の主観も入っているので、色眼鏡的な表現もありますが、上記が
ザザシティ問題の要点であり、その背景です。
  


Posted by 山本@浜松市民 at 13:14Comments(0)新・浜松市に望むこと

2007年03月31日

県議・市議選スタート



昨日から選挙カーが頻繁にやってきます。

候補者名の連呼やスピーカーの音量に批判の声が
集まり、年々、選挙カーのボリュームが小さくなって
いる気もします。

選挙カーは交通の流れにのって走行してくれないと、
渋滞のもとになるし、走っていたら丁寧に政策・公約
を離し終わる間に見えなくなってしまいます。

だから、名前の連呼になってしまうのでしょうね。

しかしながら「勝たせてください」「男にしてください」
ってのは、候補者の一方的な都合であって、有権者
は、候補者のために一票を投じるのではありません!

地域のことを考え、浜松市の将来に期待を寄せて、
最適だと思う候補者に一票を投じるのです。

連呼も結構ですが、せめて
「福祉最優先の○○○○です」とか「教育改革を断行
する△△△△です」と宣伝していただきたい。

さらに、ウグイス嬢ではなく、本人が喋ったほうが、断然
好感が持てますね。おじいの候補者なのに若い女性の
声で「○○○○です!」と叫ばれても連想もできません。

さらにさらに、お願いしているハズなのに、笑顔で手を
振るのも違和感を感じます。
お願いする立場なら、頭を下げるのが自然の姿のように
思えちゃうのです。(笑)

【必勝】のハチマキもいただけないなぁ。
どうせなら、スローガンでも書いてあればいいのにね。

とある、若手の候補者が路上で街頭演説をしていました。
福祉と教育改革を訴えているのですが、候補者の両脇に
は、お年寄りの支援者がノボリ旗を持ち、小雨交じりの
強風の中、吹き飛ばされそうになっていました。
こりゃ、福祉どころか「老人虐待」ですよ。(笑)

激戦となるのは、中区だけ。中区だけが政令指定市になっ
たと錯覚してしまいますね。  


Posted by 山本@浜松市民 at 08:56Comments(2)おやぢの独断と偏見

2007年03月30日

グローバルスタンダードは要らない!



「グローバルスタンダードと」いうと、少々大げさですが、
これまでの浜松市行政は国や県に右へ習えで職員の
待遇や公務員の教育・処分を行ってきました。

今回の職員住宅手当引き下げも、国家公務員の基準に
合わせただけのことであり、改革でも何でもない当たり前
の調整に過ぎません。

行革審は、諸手当において、地方公務員は国家公務員
より低くて当然だと主張しているようですが・・・

政令指定市となる浜松市は、全てにおいて、独自の基準
をつくっては、いかがでしょうか?
詳細なローカルスタンダードをつくり、そのラインに基づい
て、行政を運営していただきたいのです。

職員の諸手当の有無・金額は、浜松市で暮らしていくのに
必要か否か。職務手当ても浜松市の現状と照らし合わせ
て決めて欲しいのです。
まだまだ、理解できない不要な諸手当は、いっぱいあります。
物価、公共交通網、移動距離、民間の平均給料などなど、
全てにおいて、国と地方は違うのですから。

その結果、一部は国家公務員より高く、一部は国家公務員
の半額以下になっても、それが自然で納得がいくと思います。

また、処分に関しては、浜松市独自にきっちり線引きをして
いただきたい。
飲酒運転も事故の有無や飲酒の度合いで処分を変えるの
ではなく、飲んだら懲戒免職。(辞職は認めない)
学校職員の犯罪も同様です。盗撮などの性的犯罪に停職
処分とし、性犯罪者が再び教壇に立つなんて理解できません。
日本一、倫理と自己管理に厳しい浜松市にしていただきたい。
その分、給料を他の自治体より、少々高額にしても、信頼
できる職員で固めてほしいのです。

私は、公務員や教員は「立派な方」と教えられて育ちました。
教師を尊敬し、職員を信頼してこそ、教育や行政が成り立つ
と思うのです。

県や国、他の自治体を参考にする必要など、ないのです。
浜松市民が納得できる体制・体質にしていただくことが、改
革であり、健全で公平な行政だと思います。

国を超えて、国際都市と胸を張るなら、それだけの自戒が
必要であり、市民と行政の程良い関係も、職員の奉仕の心
があってこそ生まれるのでは?
国際大会を開いたから国際都市、政令指定市だからブランド
力がある。なんてリップサービスでは、私はついていけません。  


Posted by 山本@浜松市民 at 10:35Comments(6)新・浜松市に望むこと

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おやぢの自己紹介
山本@浜松市民
山本@浜松市民
浜松の土地柄も人も大好き。
政令市になっても、田舎なら
ではのつながりを大切にした
い悪党面のおやぢ。
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